今日は「なぜお見合いが尋問みたいになってしまうのか」について書いています。
——気づかないうちに起きている、距離のズレ。
「気づいたら、尋問みたいになってしまった」
これ、ちょっとドキッとする言葉ですよね。
でも実は、誰にでも起きる“あるある”です。
もちろん、相手を追い詰めたい人なんていません。
お見合いっていろんな気持ちがぶつかります。
- 沈黙がこわい
- ちゃんと話さなきゃ
- 失敗したくない
- 進んでいるのか不安
- 相性の“正解”を早く知りたい
こうした思いが重なると、
質問が増えていく。そして、あるラインを越えると“尋問の空気”が生まれます。
「尋問」って何が起きているの?
ちょっと極端な例ですが…
警察の尋問って間をあけずに質問が続きますよね。
「相手の情報を先に握りたい」という防衛の動き。
仮交際で質問が増えすぎるときも、実はこれととても似ています。
相手を知りたいという興味よりも
- 空白を埋めたい
- 沈黙をなくしたい
- 正解を見つけたい
- 自分が傷つきたくない
こうした気持ちが前に出ると、
質問 → 回答 → 質問 → また質問のループが始まり
相手には“詰められている感じ”が伝わります。
これが、距離が縮まらなくなる理由。
現場で実際に起きたこと(男性会員さんの声)
実はこの“尋問みたいになる問題”現場でも何度も見てきました。
ある男性会員さんが、お見合いのあとにこう話してくれたことがあります。
「とにかく質問がすごくて……
矢継ぎ早に聞かれるから、もう会話にならないんです。
ホント“尋問を受けている感じ”しかしない」
その男性は普段とても穏やかで、相手の話を聞くのも得意なタイプ。
決して、会話が苦手な人ではありません。
でもその日は「ずっと追われているみたいで、ペースが合わなかった」と話していました。
ここには、誰も悪くない“すれ違い”があります。
女性側では、何が起きていたのか?
質問をしていた女性は、沈黙をこわがっていただけではありません。
マニュアル通りに「質問をしましょう」と意識していたのだと思います。
ただ、それ以上に“相手を早く知って安心したい”という不安が、質問を次々と生み出していたのかもしれません。
尋問みたいになるケースって、
- 空白を埋めたい
- 話を切らしたくない
だけではなく、もっと深い心理――
「情報を握れば安心できる」「ズレが起きる前に確かめておきたい」という“確認行動”が無意識に動くことが多いんです。
受け取る側に起きること
受け取る側は、テンポが速すぎるとついていけなくなります。
「理解されていない」
→「追われている」
→「疲れる」この流れが、一瞬で起きてしまう。
しんどさを生むのは、内容ではなく
空気とテンポのズレ。
これは婚活の現場で、本当によく起きます。
距離が縮まるのは情報量より空気
人が安心するのは、
- 自分のペースで話せたとき
- 最後まで聞いてもらえたとき
- 空気がやわらかかったとき
この3つがそろった瞬間。
だから仮交際は、質問を増やす必要はありません。
ひとつでいい。むしろ、ひとつを丁寧に受け取るほうが距離は縮まります。
「映画が好きなんですね」
「その話、もう少し聞きたいです」こういう“少し深める”会話のほうが、相手の心はゆるみます。
安心して話せる相手に、人は惹かれるんです。
最後に
尋問みたいになってしまうのは、性格ではありません。ただの習慣です。
ちょっと意識すれば、必ず変えられます。
焦らなくて大丈夫。
ひとつの会話を、丁寧に育てる。
それだけで、婚活は想像以上にラクに、そして自然に進んでいきます。
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