「お見合いで会話が弾まない…」
「自分のことを知ってもらおうと頑張るほど、空回りしてしまう」
「いい雰囲気だったと思ったのに、なぜかお断りされてしまう」
40代、50代の婚活では、こうしたご相談をよくいただきます。
お見合いというと、「自分のことをうまく話さなければ」と思ってしまいますよね。
仕事のこと、趣味のこと、これまでの経験。
自分の良さを知ってもらおうと、一生懸命話す。
でも、実はここに落とし穴があります。
「また会いたい」と思われる人は、自分を上手にアピールしている人とは限りません。
むしろ、お相手が気持ちよく話せる時間をつくり、結果として相手自身の自己評価を上げている人なのです。
「この人と話すと、自分のことがちょっと好きになれる」
これ、婚活では意外と大きなポイントです。
たとえば、あなたが仕事について話しているとします。
「営業のお仕事なんですね。すごいですね」
と言われるのも、もちろん悪くありません。
でも、
「どうして営業のお仕事を選ばれたんですか?」と聞かれたらどうでしょう。
これまでのことを思い出して、自分がその仕事を選んだ理由を話します。
さらに、「長く続けてこられて、一番大切にしていることってありますか?」
と聞かれたら、今度は自分が仕事で大切にしてきたことを考える。
そうやって話しているうちに、「そういえば、私も結構頑張ってきたな」
「この仕事を続けてきたことには、ちゃんと理由があったんだな」
と、自分自身が気づくことがあります。
これが、自己評価が上がる瞬間です。
相手はあなたに褒められたから嬉しいだけではありません。
あなたと話すことで、自分自身の価値を再確認できた。
だから、あなたとの時間が心地よく感じられるのです。
表面的な「褒め言葉」だけでは、そこまで届かない
もちろん、お相手を褒めることは大切です。
「すごいですね」
「素敵ですね」
「お仕事頑張っていらっしゃいますね」
こうした言葉も、ないよりはあったほうがいい。
ただ、それだけでは表面的な褒め言葉で終わってしまうことがあります。
大切なのは、「なぜ?」「どうして?」「どんな経験があったの?」と、その人の背景に興味を持つこと。
たとえば旅行が趣味なら、「旅行がお好きなんですね」で終わらせるのではなく、
「旅行のどんなところが一番好きなんですか?」
と聞いてみる。
「景色を見るのが好き」と返ってきたら、「今までで一番印象に残っている場所ってありますか?」と、もう一歩聞いてみる。
すると、単なる「旅行が趣味」というプロフィール上の情報が、その人の思いや経験の話に変わっていきます。
ここまでくると、会話はぐっと深くなります。
人は、自分のことを話すことで「自分」を再発見する
40代、50代になると、これまで仕事や家庭、いろいろな経験をしてきています。
でも、普段の生活の中で、「自分はなぜこの仕事を選んだんだろう」「自分は何を大切にしてきたんだろう」
なんて、あらためて考える機会はそれほどありません。
だからこそ、お見合いで誰かに興味を持ってもらい、「どうしてそう思ったんですか?」「何かきっかけがあったんですか?」「そこではどんな工夫をされたんですか?」
と聞かれると、自分の過去や経験を振り返ることになります。
そして、自分の言葉で話しているうちに、
「私って、こんなことを大切にしてきたんだ」
「意外と頑張ってきたんだな」
と、自分の価値を思い出すことがあります。
これが、相手の自己評価を上げるということです。
「自分の話をする」より、「相手が自分を語れる時間」をつくる
婚活では、「自分を知ってもらわなくちゃ」と思うのは当然です。
だから、自分の仕事や趣味、考え方を一生懸命話します。
でも、そればかりになると、お相手はずっと「聞く側」です。
せっかくのお見合いなのに、あなたの話を聞いて終わってしまう。
一方で、お相手が楽しそうに話している時間が増えるとどうでしょう。
「この人には話しやすい」「自分のことをちゃんと見てくれている」「話していると、自分のことが少し好きになれる」
そんな感覚が生まれます。
私は、実際に会員様のお見合いや交際を見ていて、話が上手な人が必ずしも交際につながるわけではないと感じています。
むしろ、お相手が自然体で話せる空気をつくれる人のほうが、交際がうまく進んでいます。
次のお見合いで、3つだけ覚えておいてください
次のお見合いでは、プロフィールに書いてある「事実」だけを確認するのではなく、その背景に少し興味を持ってみてください。
たとえば、
「どうしてそう思われたんですか?」
「どんなきっかけがあったんですか?」
「どうやって工夫されたんですか?」
この3つ。
ただし、質問を順番に投げればいいわけではありませんよ。
「どうしてですか?」を連発したら、面接になってしまいますからね。
「へえ、そうなんですね。それって、何かきっかけがあったんですか?」
こんなふうに、相手の話をちゃんと聞いたうえで、もう少し知りたいという気持ちで聞く。
これが大切です。
お見合いで大切なのは、「私はこんなに素敵な人です」と伝えきることだけではありません。
「あなたって、こんなに素敵な人なんですね」と、お相手自身が自分の価値に気づける時間をつくること。
あなたと話したあと、「自分のことをちゃんと話せたな」「この人といると自分らしくいられるな」「なんだか居心地いいな」
そう思ってもらえたら、それは大きな一歩です。
「また会いたい」と思われる人は、相手の自己評価を自然に上げている。
お見合いでは、自分をアピールすることだけに一生懸命にならず、ぜひ一度、お相手の話を聞く側に回ってみてください。
会話の印象が、きっと変わりますよ^^

